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ナイロン(NY) φ0.05〜φ2.5 |
特徴 |
・耐磨耗性、耐疲労強度、弾力性に優れ、長期使用に耐えられます
・衛生的で食品関係にも良く使われます
・虫、カビに完全抵抗性あります |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、フェノール酸、濃ギ酸に溶解しやすいです
・耐アルカリ性で強力、殆ど低下しません
・氷酢酸に膨潤、加熱により分解しやすいです
・エチルアルコール、メチルエチルケトン、トリクロルエチレンは一時的に硬さを低下させますが、フィラメントから溶剤が蒸発すれば元にもどります |
ポリプロピレン(PP)φ0.15〜φ2.5 |
特徴 |
・化学繊維の中で一番軽く、耐酸、耐アルカリ性良好です
・毛腰は強く屈曲回復性、弾力性に優れています
・毛先より縦に裂ける性質がやや欠点となり、磨耗を早めてしまいます
・比重・・・0.91 ・溶融点・・・165℃〜 ・使用限界・・・60℃以下 |
耐薬品性 |
・酸(濃塩酸、濃硫酸、濃硝酸)、アルカリ(濃カ性ソーダ溶液、濃アンモニア溶液)に強力、殆ど低下しません
・特に耐酸洗いに良い材料であります
・アルコール、エーテル、アセトンに不溶解です
・キシレン、トルエンには高温時、徐々に溶解しやすいです |
ポリエステル(テトロン)φ0.3 ・ φ0.9 |
特徴 |
・毛腰の強さは合成繊維の中でも非常に硬い毛材です
・比重・・・1.38 ・溶融点・・・255℃ |
耐薬品性 |
・濃塩酸、10%カ性ソーダ溶液に強力、殆ど低下しません |
塩化ビニール(P.V.C)φ0.3〜φ1.0 |
特徴 |
・酸、アルカリに強いです
・温度に弱く、温度の高い所、常温以上の所は不適当です
・常温までの耐候性は大きいです
・比重・・・1.38 ・溶融点・・・200℃〜 ・使用限界・・・55℃以下 |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、濃カ性ソーダ溶液、濃アンモニア溶液に強力、殆ど低下しません
・アルコール、アセトン、アンモニアに膨潤しやすいです |
ブチレンφ0.35 |
特徴 |
・毛腰は強いです
・比重・・・1.32 ・溶融点・・・220℃ |
耐薬品性 |
・鉱物油、メタノールに耐性あります |
ユニットダイヤ入りナイロンφ0.25〜φ0.8 |
特徴 |
・研削力抜群
・弾力性、回復性、耐摩耗性、耐熱性に優れています |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、フェノール酸、濃ギ酸に溶解しやすいです
・耐アルカリ性で強力、殆ど低下しません
・氷酢酸に膨潤、加熱により分解しやすいです
・エチルアルコール、メチルエチルケトン、トリクロルエチレンは一時的に硬さを低下させますが、フィラメントから溶剤が蒸発すれば元にもどります |
ユニットダイヤ混入材φ0.1〜φ2.0 |
特徴 |
・研削力抜群
・弾力性、回復性、耐摩耗性、耐熱性に優れています
・他の研磨材を混ぜる事によりバリ取りから研磨までの工程を同時に行うことが出来ます
・シリコンカーバイト、アルミナが含まれております |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、フェノール酸、濃ギ酸に溶解しやすいです
・耐アルカリ性で強力、殆ど低下しません
・氷酢酸に膨潤、加熱により分解しやすいです
・エチルアルコール、メチルエチルケトン、トリクロルエチレンは一時的に硬さを低下させますが、フィラメントから溶剤が蒸発すれば元にもどります |
シリコンカーバイト入りナイロン |
特徴 |
・ナイロンをベースとして、炭化ケイ素(SiC)の研磨材を入れ、研磨性能を持たせたフィラメントです |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、フェノール酸、濃ギ酸に溶解しやすいです
・耐アルカリ性で強力、殆ど低下しません
・氷酢酸に膨潤、加熱により分解しやすいです
・エチルアルコール、メチルエチルケトン、トリクロルエチレンは一時的に硬さを低下させますが、フィラメントから溶剤が蒸発すれば元にもどります |
アルミナ入りナイロン |
特徴 |
・ナイロンをベースとして、酸化アルミナ(Al2O3)の研磨材を入れ、研磨性能を持たせたフィラメントです |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、フェノール酸、濃ギ酸に溶解しやすいです
・耐アルカリ性で強力、殆ど低下しません
・氷酢酸に膨潤、加熱により分解しやすいです
・エチルアルコール、メチルエチルケトン、トリクロルエチレンは一時的に硬さを低下させますが、フィラメントから溶剤が蒸発すれば元にもどります
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特殊用途用素材 |
導電性 |
・サンダーロン ・モノエイト ・エレバイ |
耐熱性 |
・コーネックス ・PPS |
その他 |
アクリル系カネゴート
※特殊用途用素材の詳細はお問合せください |
セラミック入りナイロン |
特徴 |
・ナイロンをベースとして、セラミックの研磨材を入れ、研磨性能を持たせたフィラメントである |
耐薬品性 |
・濃塩酸、濃硫酸、フェノール酸、濃ギ酸に溶解しやすいです
・耐アルカリ性で強力、殆ど低下しません
・氷酢酸に膨潤、加熱により分解しやすいです
・エチルアルコール、メチルエチルケトン、トリクロルエチレンは一時的に硬さを低下させますが、フィラメントから溶剤が蒸発すれば元にもどります |
ユニスチールφ0.1〜φ0.7 |
特徴 |
・ピアノ線に真鍮又は亜鉛メッキをした線材です
・研削力に優れ、毛材の折損率の少ない線材です |
耐薬品性 |
― |
ユニロープ |
特徴 |
・ユニスチール線材を数本より合わせ、丸編み又は手編みをした線材です
・研削力に優れ、毛材の折損率も少ないです |
耐薬品性 |
― |
スチール(SW) φ0.12〜φ1.2 |
特徴 |
・素材を冷間引線加工により硬度を出した硬鋼線(波打加工をして使用)です |
耐薬品性 |
― |
ステンレスφ0.06〜φ0.8 |
特徴 |
・半硬程度(1/2H)に冷間引線したものを波打加工した毛材です
・耐酸、耐アルカリ、耐熱に優れています
・研磨後に錆を生じない |
耐薬品性 |
・耐酸、耐アルカリ性に優れています |
真鍮(BSW)φ0.12〜φ0.3 |
特徴 |
・金属線の中で毛腰が柔らかいです |
耐薬品性 |
― |
燐青銅(PBW)φ0.13 ・ φ0.16 |
特徴 |
・1/2H線で真鍮よりも毛腰が硬く導電性も有しています |
耐薬品性 |
― |
動物繊維 |
特徴 |
・馬毛(ゴマ束、黒束)、本毛、豚毛、白羊毛があります
・静電気の発生が少ないです |
耐薬品性 |
・アルカリに溶解しやすいです |
植物繊維 |
特徴 |
・パキン(タンピコ)、シダ、パーム(コイヤー)があります
・吸水性が良く洗浄効果が大きいです |
耐薬品性 |
・酸、アルカリに劣化しやすいです |
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